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1-2-1. 名前の規則

 プログラミングでは、いろいろな個所に色々な命名を行なわなければいけません。しかしこの行為を安易に考えてはいけません。名前はプログラミングの生産性上において、非常に重要な役割を果たします。プログラマごとに、または会社単位で、決まった命名規則があれば、コードをすばやく把握できますし、勘違いや間違いを防ぐこともできます。

プログラミングで行なう命名

関数名
変数名
定数名
型宣言

 およそ、これらに命名しなければいけません。一番考慮を要するのは変数名でしょう。名前にはいろいろな要素を含めますがそれは種類別に検討したいと思います。その前に一般的な点について整理してみたいと思います。

名前の一般的な側面

文字種
大文字と小文字
_(アンダースコア)に付加
長さ
グローバルの名前の一意性
ハンガリアン記法

 これは当たり前のことですが、名前に使用できる文字は、英大文字と小文字の4文字、0から9の数字、それとアンダースコアです。これ以外の文字も使用できる言語は少なくありませんが、絶対にお勧めできません。

 C言語の初期はカーニハン&リッチの書式をまねて、すべて小文字を使い、定数だけ大文字で記述することが一般的でした。しかしWindows時代になってWIN32プログラミングで行なう命名規則に準じることが多くなりました。本書でもこの法則に則ります。

 すべて小文字で記述する場合は、単語を分離するのに、良くアンダースコアを使いました。しかし現在では単語の1文字目だけ大文字にして区別しますので、あまり使われなくなりました。ただし_mbscpy()などの標準関数では、ANSIに非互換の関数はアンダースコアで始まります。この様に特殊な役割を持たせることは可能です。

 名前の長さは、1文字以上32文字以内が一般的でしょうか。短ければ名前が二重になる危険がありますし、長いと記述が大変です。英語圏の人は長い名前を当たり前の様に付けますが、あまり長い名前はお勧めできません。

 当たり前のことですが、グローバルの名前はユニーク(一意)でないといけません。人の語彙はそう多くありませんので、つい同じ名前を付けがちです。またシステムで使用している名前は使えません。C言語の標準関数や、WIN32のAPIの各種の名前は使えません。特にWIN32には同大な数の名前が定義されています。

 Windowsのプログラミングではハンガリアン記法を使います。これは変数の項目で説明します。

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