- Arcpit Infomation

ホームページに戻る


ダウンロードができ
ない場合の対処法
 

aphelp title
The Windows Help Delevopment Tools.

apbooks support


 このページは、ApHelpのサポートページです。バージョン 1.6に改訂した時の拡張点や、修正の内容を紹介します。

特徴

■ Version 1.6(98/7/28版)の新機能

 今回の拡張はマクロのサポートがメインです。あらゆる場所で、マクロが使用できるようになりました。また参照ビットマップ、非スクロールタイトル、閲覧シーケンスなどヘルプの表現や機能をほぼサポートしました。
 ApHelpもV1.6でやっと、ほぼすべてのヘルプの機能をサポートする段階までたどり着きました。しかし時間があれば、追加したい機能はまだまだたくさんあります。次回の改訂の参考にしますので、皆様の要望やご意見をお寄せください。
  1. マクロをサポートしました。

     ヘルプはいろいろな個所でマクロを使用できますが、今回の版からすべての場所でのマクロをサポートしました。ちょっと勉強が必要ですが、マクロを使うとヘルプを制御したり機能を追加できます。

    1. 「ファイル/ヘルプの設定」コマンドで、[マクロ]タブが追加されました。ここで、ヘルプ全体に関わる設定を行なうことができます。
    2. 従来のプロパティコマンドが拡張され、「表示/トピック」コマンドになりました。ここでトピック(ページ)ごとのマクロを設定できます。
    3. 「書式/ホットスポットの設定」コマンドにマクロの実行をサポートしました。これで、ホットスポットをクリックすると、マクロを実行することができます。

     マクロは、ヘルプの大部分の操作をプログラム化することができます。また以下のことがマクロを使用すると可能になります。

    • 閲覧シーケンスと言う、[<<],[>>]ボタンを付けシーケンシャルにトピック(ページ)をたどることができます。この機能はマクロだけでは使用できません。詳しくは次項をご覧ください。
    • キーボードアクセラレータを使用することができます。
    • ヘルプのメニューをコントロールできます。
    • ヒストリ(経歴)と「しおり」をコントロールできます。
    • ヘルプのボタン類をコントロールできます。
    • 他のヘルプを表示したり、自分のヘルプを閉じたりします。
    • Windowsのアプリケーションを実行できます。
    • コピー、目次の表示、検索などを実行します。
    • DLLとの間で通信して特別な表示を行なうことが出来ます。

  2. ヘルプの各種機能をサポートしました。

     マクロの他にヘルプのいろいろな機能をサポートしました。できるだけヘルプを100%活用するための便利な機能です。

    1. ホットスポット機能が充実しました。

       いままでもこの機能はありましたが、2次ウィンドウの表示、マクロの実行、他のヘルプファイルへのジャンプなどが新たに可能になりました。またホットスポットの文字をキーワードに登録することもできます。

    2. 閲覧シーケンスをサポートします。

       閲覧シーケンスとは、[<<],[>>]ボタンを付けシーケンシャルにトピック(ページ)をたどる機能です。どのトピックをどの順番でたどるのか、いろいろな設定ができます。さらにシーケンシャルな部分とランダムな部分を分離して自由な設定を行なうことも可能です。

    3. ALIASとMAPをサポートします。

       ダイアログボックスの[?]ボタンやメニューのヘルプなどでは、アプリケーションから特定のトピックを表示する必要があります。よってトピックに自由な名称を付ける機能は便利です。ALIASは別名を指定し、MAPは番号を指定します。

    4. 条件付きコンパイルをサポートします。

       ヘルプにはBUILDタグがあります。これを指定すると、必要なトピックだけをコンパイルできます。1つのヘルプソースファイルをトピックごとにグループ化して、複数のHLPファイルを作成するような特殊な使い方が可能です。

    5. ビットマップの挿入をサポートします。

       今までも、文章内に貼り付けた図をサポートしていました。また外部のビットマップファイルも手作業で設定すれば使用できました。しかしこの機能はマニュアルでも触れていません。今回の版から、コマンドでビットマップファイルを挿入できます。簡単なブラウザでファイルを選んで、指定の場所に挿入します。非常に簡単になりました。さらに1つの図に複数のホットスポットを設定するホットスポットエディタなども使用できます。入手法も紹介します。

    6. 非スクロールタイトルをサポートします。

       ヘルプには、上部に「非スクロールタイトル」と言うスクロールしない領域を設定できます。今回から、これをサポートします。もちろん別の色を設定してこの領域を区別できます。

    7. 折り返さないをサポートします。

       トピック内のテキストは、普通はすべてウィンドウの境界で折り曲げられます。これはウィンドウの左右にはスクロールせずに、上下だけの移動で表示するための機能です。一般的には優れた方法ですが、文書内容によっては、折り返されると表現上困ることがあります。よってこの「折り返さない」を設定すると、テキストを折り曲げないで左右にスクロールします。

  3. 生成したヘルプをコンパイルしてヘルプを実行できます。

     今まではHPJ,CNT,RTFファイルを作成するまでしかサポートしませんでした。しかしこの版から、コンパイルしてHLPファイルを作成する機能を提供します。ただしApHelpでコンパイラを持っている訳ではありません。子プロセスでHCRTF.EXEなどを実行する機能です。コンパイルが完了したらログファイルを表示します。
     また作成したヘルプファイルを実行して、テストすることもできます。これまでは、エクスプローラと、ApHelpを両方使用して作成していたと思いますが、この版からApHelpのコマンドを実行するだけで必要な作業がすべてできます。

  4. ウィンドウをMDI化し、「ウィンドウ」コマンドを追加しました。

     ウィンドウをSDI(シングルドキュメント)から、MDI(マルチドキュメントインターフェース)に変更しました。この機能はコンポーネント化と将来のために行なった改定で、現時点ではあまり使用しないと思います。ただし普通のトピックとポップアップに使用するトピックを別々のウィンドウで作成するときなどには便利かも知れません。MDI化しても「ウィンドウ」コマンドなどのいくつかの機能を無視すれば、従来のSDIとまったく同じ使い方になります。MDIのために以下のコマンドを追加しました。

    • 「ウィンドウ」コマンド
    • 「挿入/別のウィンドウ」コマンド
    • 「表示/ウィンドウの設定」コマンド

    MDIは以下のおよそ手順で使用します。

    1. ApBooksは起動時には、ウィンドウは1つだけで、SDIと何ら変わりません。アイテムを追加しても親や兄弟と同じウィンドウを引き継ぎますので、ウィンドウは1つだけです。
    2. 「挿入/別のウィンドウ」コマンドを実行します。このコマンドで指定のアイテムに別のウィンドウを割り当ててオープンします。これで複数のウィンドウがオープンし、MDIらしくなり、「ウィンドウ」コマンドが意味をなします。
    3. 「ウィンドウ」コマンドで、通常・最大化・最小化(アイコン)したウィンドウにします。
    4. MDIは最大化すると、メニューの左端にドキュメントのアイテムを表示し、右端に最小化・通常化・クロースのシステムボタンを表示します。メニューにこれらのボタンがなければSDIと同じ状態です。
    5. MDIはウィンドウを通常化すると、タイトルを表示し、リサイズできるオーバラップウィンドウになります。タイトルにはアイコン・アイテム名・そして最小化・通常化・クロースのシステムボタンを表示します。
    6. 通常化すると複数のウィンドウを確認できます。この状態では、「ウィンドウ」コマンドの「重ねて表示」、「上下に並べて表示」、「左右に並べて表示」でウィンドウを配置し直します。さらに「すべて閉じる」などのコマンドが有効です。これらの「ウィンドウ」コマンドは、Windowsの標準のMDI操作のコマンド群です。
    7. ウィンドウの表示の変更は、「表示/ウィンドウの設定」コマンドで行ないます。これは従来、「表示/アイテムの設定」コマンドで行なっていましたが、その中からウィンドウ関連の設定を分離してコマンド化しました。縦書きや色などのウィンドウごとの表示に関わる設定はすべてこのコマンドで行ないます。
    8. アイテムを新たに追加すると、兄弟か親と同じウィンドウを引き継ぎます。またウィンドウをクローズしてもアイテムを選択すると、オープンします。
    9. 新たにウィンドウを追加するのは、「挿入/別のウィンドウ」コマンドですが、アイテムに割り当てたウィンドウの構成を変更するのも同じ「挿入/別のウィンドウ」コマンドです。

  5. 「ファイル/アイテムインポート」コマンドを追加しました。

     選択されたタブで字下げされた文字列を、カレントのアイテム後にツリーリストとしてインポートします。エクスポートの「ツリーリスト出力」の逆の操作です。

    第1章 ファイル(F)
    	2-1-1 新規作成(N)
    	2-1-2 開く(O)
    第2章 編集(E)
    	2-2-1 元に戻す(U)
    	:
    
     この様な文字列を作成し、その文字を選択します。そして、「ファイル/アイテムインポート」コマンドを実行すると、カンレントのアイテムの子供にこの構成でアイテムを作成します。

  6. 「ファイル/開く」コマンドに追加ロードをサポートしました。

     「開く」コマンドに「現アイテムの最後に追加してロードする」ボタンを追加しました。これをオンにすると、指定したAPBファイルのデータを今のツリーリストの最後に追加してロードします。
     またデータ更新による保存の有無の問い合せを「ファイルを開く」ダイアログボックスの後にします。しかも追加ロード時はこれを表示しません。

  7. マニュアルが非常に充実しました。

     2Mバイトを超すマニュアルが付属します。このデータは、ApHelpのヘルプのソースファイルであり、サンプルでもあります。特に今回は、やさしい実行とヘルプの仕様が大きく追加されました。初心者でもヘルプのこともApHelpのことも理解しやすい構成です。さらにより良いヘルプの研究や、多数のAPIのコード例も充実しています。

  8. その他の追加や変更した機能をまとめて記します。

    • レジストリの「KEY_CURRENT_USER\Software\Arcpit\ApHelp\Option」の「InsItem」項目に挿入する時の文字列「無題」が設定されています。これを変更することで挿入時のアイテム名を変更できます。
    • 印刷で、「現アイテムのみ(S)」を追加しました。これをオンにすると、カレントのアイテムの文章だけを印刷します。
    • 文章ウィンドウの上部に、その文章ウィンドウのアイテムをタイトル表示できます。「表示/ウィンドウの設定」コマンドで指定できます。
    • APBファイルをロードすると保存した時のウィンドウ状態にします。また保存時のアイテムをウィンドウに表示します。
    • 「表示/オプション」コマンドを、「表示/アイテムの設定」と「表示/ウィンドウの設定」の2つのコマンドに分離しました。これはMDIのための処理です。
    • 「編集/次のワード」コマンドを削除しました。この機能はキーで代用できますし、メニューで実行することは、ほとんどありませんので削除しました。
    • 「アウトポート」のコマンド名を「エクスポート」(輸出)に変更しました。
    • ツリービューを右クリックした時はその位置のアイテムをカレントにします。
    • ApHelp.aphデータは圧縮していましたが、非圧縮の方がApSetupのインストーラが圧縮する効率が良く、リリースファイルのサイズが結果的に小さくなります。よってこのデータを圧縮しないように変更しました。
    • 「表示/アイテムの設定」と「書式/キー書式の定義」コマンドのダイアログボックスの表示を、システムフォントが変わっても表示できるように修正しました。
    • 「表示/IMEの色の設定」コマンドを追加しました。これで、漢字変換時の文字や背景色の色を自由に選ぶ事ができます。ただしRE1.0でのみ有効な機能です。
    • 「ファイル/開く」コマンドでファイルをロードすると、そこのフォルダの位置を記憶します。そして次回の開くコマンドは、そのディレクトリを表示します。

arcpit